先日、故障したHDDの取替え用の新しいHDDが届きました。
故障したHDDは500GBでしたが、新しいHDDは1TBにしました。
故障した該当のハードディスクをサーバーから外し、新しいHDDを取付け
これまでと同じように、パーティションの設定とフォーマットを行いました。
そして、システムのアプリケーション>システムツール>ディスク・ユーティリティで見るに
WARNING: The partition is misaligned by 512 bytes. This may result in very poor performance. Repartitioning is suggested.
と表示されています。
ネットをググって見るに
これまでのHDDは1セクタが512バイトなのに対しAFT(Advanced Format Technology)仕様のHDDは4096バイト。
AFTは、開始セクターを8の倍数にする必要があるようです。
新しいHDDをよく見ると「AFTマーク」が付いていました。
# parted -l
モデル: ATA TOSHIBA DT01ACA1 (scsi)
ディスク /dev/sdb: 1000GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: msdos
番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ
1 32.3kB 1000GB 1000GB primary ext4
物理セクタサイズが4096BになっているのでAFT仕様のHDD
該当のHDDをumount
パーティションとフォーマットを修正
# parted /dev/sdb
GNU Parted 2.2
/dev/sdb を使用
GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには ‘help’ と入力してください。
現状を確認
(parted) print
モデル: ATA TOSHIBA DT01ACA1 (scsi)
ディスク /dev/sdb: 1000GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: msdos
番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ
1 32.3kB 1000GB 1000GB primary ext4
作成済みのパーティションを削除
(parted) rm 1
確認
(parted) print
モデル: ATA TOSHIBA DT01ACA1 (scsi)
ディスク /dev/sdb: 1000GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: msdos
番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ
容量の単位をセクタに設定
(parted) unit s
新たにパーティション作成。
起点を2048s にする。(パーティションの起点を8で割り切れる数にする)
終点は -1s でHDDの最後
(parted) mkpart primary 2048s -1s
確認
(parted) print
モデル: ATA TOSHIBA DT01ACA1 (scsi)
ディスク /dev/sdb: 1953525168s
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: msdos
番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ
1 2048s 1953525167s 1953523120s primary
(parted) quit
確認
# partx /dev/sdb
# 1: 2048-1953525167 (1953523120 sectors, 1000203 MB)
フォーマット
# mkfs -t ext4 /dev/sdb1
システムのアプリケーション>システムツール>ディスク・ユーティリティで見るに
WARNINGは表示されずOKとなりました。